ネット選挙の効果と、ネットを選挙に活用するメリットについてさまざまな角度から分析していきます。
ネット選挙の効果・検索(SEO)対策
立候補者の名前で検索する有権者は、投票の意思がある人です。
選挙に行く意思がある人ともいえます。
有権者が立候補者の名前で検索したときに、プロフィールや政策が豊かに語られているホームページやSNSが検索結果の上位に出ていれば…
有権者は少ない手間で、立候補者の情報にたどり着けます。
有権者は投票先として、強く意識してくれるでしょう。
地方選挙の場合は少し違います。
地方選挙名で検索したときに、立候補者のホームページやSNSが検索結果の上位に出ていれば…
最初に接触するので投票先として有権者に意識されやすいです。
ほかの立候補者と比較されないメリットもあります。
地方選挙なら、選挙名での検索(SEO)対策がとても効果的です。
ネット選挙の効果・SNS対策
選挙におけるSNSの正しい使い方は、熱量の高いフォローを集めることです。
少数でよいので熱量の高いフォロワーを集めると…
立候補者の情報を積極的に拡散したり、立候補者とタグ付けをして、立候補者の事を知らない・影響力が届かない有権者にアピールしてくれます。
選挙でSNSを使う場合は、無作為にフォローを集めないで、立候補者に積極的に協力してくれる熱量の高いフォロワーを少人数集めましょう。
ネット選挙の効果・LINE公式アカウント
一般的にLINEは、友人や家族などプライベートな連絡をするコミュニケーション手段です。
有権者は極めてプライベートな空間に立候補者の情報を届けられます。
なぜなら、着信音が鳴り通知が行って未読がつくため、有権者に気がついてもらいやすいからです。
しかもLINEは電話と違い、通知が来ても後で確認できます。
電話は有権者の時間を奪ってしまうため喜ばれません。
有権者の時間を奪わないLINE公式アカウントは、有権者の負担を減らしてくれるのです。
またLINE公式アカウントには「一斉送信」という機能があります。
100人の友達がいれば、ボタン一つで100人すべてに同じメッセージを送信できます。
電話のように大勢のスタッフが不要になり選挙における人件費を節約できます。
LINE公式アカウントは選挙の選挙名簿の代わりになり、選挙のコストを大きく下げる効果があるのです。
ネット選挙の効果・YouTube
政見放送は、決まった時間・決まった場所でしか見られませんよね?
しかしYouTube動画は、有権者が好きな時間・好きな場所でスマホから見られます。
選挙におけるYouTubeは、いつでも見られる政見放送の効果があるのです。
しかもYouTubeは、Googleのサービスです。
ですから、検索結果の上位にとても出しやすいので有利です。
さらに…地方選挙には政見放送がありません。
だからYouTubeが政見放送の代わりになります。
ちなみに、動画タイトルに「●●市議会議員選挙」を入れると、立候補者の動画が選挙名の検索結果で上位表示できます。
数十人が立候補する地方選挙では、有権者は誰が立候補しているかまったくわかりません。
ですから、少ない労力で選挙名の検索結果に立候補者の動画を表示できるYouTubeは、地方選挙では特に強力な効果が期待できるのです。
ネット選挙のメリット
インターネットで選挙や立候補者のことを調べる有権者は、誰に投票するか決めていませんし迷っています。
そもそも誰が立候補しているか知らない場合も少なくありません。
選挙に興味はあるけれど、詳細を知らない人ともいえます。
逆にインターネットで選挙の情報収集をしない有権者は、組織票に組み込まれている人といえます。
投票する人が決まっているのですから、わざわざ調べる必要がありませんよね?
選挙でインターネットを活用する最大のメリット、それは…
組織票に組み込まれていない・無党派層を狙ってアピールできる点です。
スマートフォンで選挙の情報収集をする有権者は、投票する意思がある人・投票に行く意思があるともいえます。
つまり選挙でインターネットを活用するメリットは、投票する意思がある人にピンポイントで立候補者をアピールできる点です。
従来の選挙活動は、投票に行く意思がある人・ない人をごちゃまぜに訴求せざるをえませんでした。
すでに組織票に組み込まれていて誰に投票するか決めている人にも、同じ労力をかけていました。
とてもムダな選挙活動だったのです。
一方で立候補者や選挙に関する情報は、有権者自らがインターネットで能動的に探さないとたどり着けません。
インターネットを使った選挙活動は、投票の意思がある人だけに効率的にアピールするメリットがあって、少ない労力で効果が期待できる方法なのです。